金融機関がキャンペーン金利を行っているのは?
最近の銀行をはじめとした金融機関では、企業に対する大型融資や長期資金の運用ばかりでなく、リスク分散を図るため、個人取引の拡大を目指していて、住宅ローンを強く推進しています。
そのような背景の中、住宅ローンの顧客を獲得するために、金利優遇などのキャンペーンを行っているというわけです。
このキャンペーン金利には、以下のようなものをメインとして様々なタイプがあります。
■当初優遇タイプ
■全期間優遇タイプ
■全期間長期固定金利タイプ
当初優遇タイプと全期間優遇タイプではどちらが有利ですか?
当初優遇タイプと全期間優遇タイプを比較する場合、実際には固定金利期間終了後の金利水準がわかりませんので、はっきりとした結論を出すのは難しいです。
しかしながら、当初優遇タイプは当初期間終了後に優遇幅がかなり小さくなりますので、全期間優遇の方が将来の安心度は高いと思われます。
とはいえ、住宅ローンの返済については、無理なく安定して続けていけるのが生活設計上も望ましいですから、事前にいくつかのパターンを作ってシミュレーションをしてみることが重要になります。
当初優遇タイプと全期間優遇タイプを比較するうえで、注意点はありますか?
当初優遇タイプと全期間優遇タイプを比較する際の注意事項としては次のようなものがあります。
■金利優遇には期限があるだけでなく、融資実行時点の金利にも左右されます。期間経過後はその時点の店頭金利による軽減となる点には注意したいです。
■金利上昇時には、短期の金利優遇を活用した固定金利選択型の住宅ローンと、長期固定のフラット35を併用することも検討したいです。 |