住宅ローンの資金計画入門



繰り上げ返済はローン負担を軽くする?

繰り上げ返済の効果は?

全額返済してしまえば翌月からローンを返す必要はなくなりますが、それほどまとまった金額でなくても、50万円なり100万円なりを繰り上げ返済するだけでもその後のローン負担は軽くなります。

ボーナスや生命保険の払戻金などによって、ある程度余裕資金ができたら繰り上げ返済を検討してみることをおすすめします。

変動金利型ローンを借りていて、金利の変動で未払い(未収)利息が発生しているといったケースでも繰り上げ返済は効果があります。

繰り上げ返済のタイプは?

繰り上げ返済のタイプには、次の2つがあります。

全額繰り上げ返済
全額繰り上げ返済は、借入元金(残債)のすべてを返済するタイプです。

一部繰り上げ返済
一部繰り上げ返済は、借入元金の一部を返済するタイプです。一部繰り上げ返済はさらに「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2つのタイプに分けられます。

なお、一部繰り上げ返済には、「期間短縮型」と「返済額軽減型」をミックスさせたものもあります。

「期間短縮型」とは?

期間短縮型というのは、毎回支払う元金を先取りして繰り上げることによって、返済回数を減らして返済期間を短くするというタイプです。

このように、このタイプは返済期間の中を抜くので「中抜き方式」とも呼ばれています。

「返済額軽減型」とは?

返済額軽減型というのは、返済期間を据え置いて繰り上げ返済後の毎回返済額を軽減するタイプです。

ローン計算をやり直して返済額を見直すので「条件変更型」とも呼ばれています。

この返済額軽減型は、期間短縮型に比べると軽減される利息軽減額は少なくなるのですが、次回からの返済額は軽くなりますので、心理的な負担軽減効果は大きいといえます。


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