住宅ローンの資金計画入門



固定金利型と変動金利型の違いは?

固定金利型とは?

固定金利型のというのは、借入当初の金利が返済が終わるまで変わらないというものです。

なので、原則として、最初に取り決めた毎月返済額やボーナス時返済額は、全額返済し終わるまで同じです。

固定金利型は、フラット35などに採用されています。

固定金利型のメリットは?

固定金利型の場合、利用者は10年後、20年後と先々の返済額が事前にわかっているので、計画的な資金計画を立てられるというメリットがあります。

ただし、変動金利型と異なり、金融情勢によっては得するときもあれば損するときもあるという点については注意したいところです。

変動金利型とは?

変動金利型というのは、ローンの返済途中でも金融情勢の変化に伴って金利が変更されるというものです。

なので、当初は低い金利で借入できても、その後高くなってしまうこともあれば低くなる場合もあります。

金利の変動があれば当然、借入金にかかってくる利息も増減するので、毎月の返済額も増えたり減ったりすることになります。

変動金利型のメリット・デメリットは?

変動金利型は、安定した返済計画を求める人にとっては不安材料が常につきまとうことになりますが、色々な事情から金利水準が高い時期にマイホームを買う必要に迫られて住宅ローンを組んだ人にとっては、返済負担がどんどん軽くなっていくのでメリットのある仕組みといえそうです。

上記のようなケースで固定金利型を利用すると、借りたときの金利は変わらないので、金利水準が下がっているのに低金利の恩恵にあずかれないということになります。

そういった意味では、変動金利型は返済負担の増減を気にする必要はありますが、トータルで見れば借りるタイミングによる損得はないといえます。

変動金利型は金利が変更されたら、すぐに毎月返済額も変わるのですか?

変動金利型の場合、金利が変わったからといっても即座に毎月の返済額は変わらない仕組みを導入しているケースが多いです。

一般的には、5年間に一度返済額を見直し、その間に生じた金利変動による利息の過不足は次の5年間で調整することになっています。

また、次の5年間に返済額が増えてしまう場合には、前5年間の返済額の25%までを上限として、これを超える分についてはさらに次の5年間で調整するということになっています。


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