ステップ返済とは?
ステップ返済というのは、返済を開始した当初数年間は返済額を低く抑えるというものです。
旧公庫時代は、「ゆとり返済」「ステップ返済」という名称で採用されていましたが、現在は一部の民間金融機関に引き継がれています。
ただし、その内容や名称については各金融機関ごとに多少異なっているようですが、基本的な仕組みはほぼ同じです。
具体的には?
具体的には、次のようになります。
■借入額 ⇒ 1,000万円
■利率 ⇒ 2.40%
■返済期間 ⇒ 25年
■返済方法 ⇒ 元利均等返済
この場合、ステップ返済を利用しないと毎月の返済額は44,350円となりますが、ステップ返済を利用すると28,630円と大幅に軽減されます。
ただし、6年目になると当初予定していた25年返済に戻りますので、返済額も当然増えることになります。
ステップ返済を利用しなければ6年目以降も毎月返済額は変わりませんが、ステップ返済を利用したときは6年目になると49,610円と急激にアップすることになります。
ステップ返済の利用に向いている人は?
ステップ返済の利用に向いている人は、現在の収入は少ないけれど、将来は確実に収入の増加が見込めるという人です。
逆に、そういう人でないと安易に利用してはならない制度ということもいえます。
ステップ返済の利用については、将来の収入状況や子供の教育費などの出費を考慮して慎重に判断したいところです。 |