親から頭金を借りる際に注意することはどのようなことですか?
親から資金援助をしてもらってマイホームを取得する際に、それを借金とする場合には、借用書が作成されているなどのいくつかの条件を満たさなくてはなりませんので注意が必要です。
これは、親からの借金でマイホームを取得する場合は、金融機関からの住宅ローンの返済と同時に親への返済を継続していかなければなりませんが、実際には困難な場合が多く、事実上の贈与になりかねないため税務署がこの件について神経質になっているからです。
次のような場合は一部が贈与税の対象になることも考えられますので注意してください。
■借入時の親の年齢が70歳と高齢であるにもかかわらず、35年返済を設定するような場合
■子供に明らかに返済能力がない場合
では、親からの借金が認められる条件とはどのようなものですか?
次のような条件を満たせば、親からの借金が認められます。
■借用書(借入を証明する金銭消費貸借契約書)が存在すること。
■常識の範囲内の金利で利息を支払っていること。
※利息が多額になる場合には、親に所得税がかかることもありますので、金利の設定には注意が必要です。
■定期的に返済している事実があること。
※自動振替や振込みなどを利用して、きちんと記録に残すことが必要になります。 |