法定代理人というのは、法律の規定により代理人になった者のことをいいます。
法定代理人になる場合としては、次のようなものがあります。 ■未成年者の親権者や成年被後見人に対する成年後見人にように、本人に対して一定の地位にある者が当然に代理人になる場合 ■父母が協議離婚の際に定める親権者のように、本人以外の者の協議によって定まる場合
法定代理人と任意代理人は、ともに本人に対して善良なる管理者の注意義務と誠実義務を負うという点においては共通します。
法定代理人は、次のような点で任意代理人とは異なります。 ■その権限(代理権の範囲)が、法律や裁判所の命令によって決められること。 ■復代理人を自己の責任において選任しうること...など