電蝕(でんしょく)とは?
電蝕というのは、金属がイオン化傾向の大きな他の金属と接触すると、局部的に電流が流れ、その部分の組織が破壊される現象のことをいいます。
ちなみに、異種金属が接触しなくても、土中の迷走電流により基礎用鋼管杭が電蝕を起こすこともあります。
電蝕を防ぐには?
電蝕を防ぐためには、異種の金属と接触しないような設計を行うとともに、接触したとしても表面の塗装によって直接には触れないように考慮します。
例えば、アルミサッシと左官用鉄製ラス(下地材)とが開口部回りで接触する可能性が大きい場合には、あらかじめルーフィングで十分養生するなどの工夫が必要になります。 |